BCG-CWS がんワクチン療法
大阪大学で研究開発されたBCGワクチンを用いて樹状細胞を強化
BCG-CWS にはミコール酸と LAM(リポアラビノマンナン)が両方含まれ、特に樹状細胞の活性化が激増します。BCG-CWS ワクチン療法は、1970 年ごろに故 大阪大学総長 山村雄一先生の教室で研究開発され、2004 年 カナダ国際免疫学会で認められた、樹状細胞療法の実用化第 1 号として豊富な治療実績があります。
他のワクチンとは異なりBCG-CWSには
ミコール酸とLAMが両方含まれる特殊な製剤のため樹状細胞の活性度が極めて高く、
がんや感染症に効果が高いことが実証されています。
この獲得免疫の力をより強くして、ウイルスや細菌、がん細胞などを攻撃するものが免疫療法です
免疫療法は、特に獲得免疫の力を強くして、ウイルスや細菌、がん細胞などを攻撃する治療法です。
まず免疫療法では、樹状細胞とよばれる免疫細胞が体内の異物を感知して取り込みます。その特徴(抗原)を認識し、特殊なリンパ球(ヘルパーT細胞や胸腺から出てくる幼若なT細胞)に抗原の特徴を覚えさせて抗体をつくります。
抗体をつくりだすことで、リンパ球は異物のみを攻撃するようになるので、がん細胞やウイルスを効率的に死滅させる効果が期待できます。
このように樹状細胞の特性を生かし、より的確ながん治療の実現をめざすのが免疫療法といえます。
国内で40年以上 計3,000例以上の治療実績
結核菌を用いた樹状細胞療法は肺がんの治療にも効果的です
肺がん患者の治療方法の比較
がんと診断されて5年後の生存率
ほとんどの固形がんのほか、抗がん剤の効きにくい子宮頸がんや肉腫にも効果が期待できますし、再発予防にも実績があります。
また当療法の機序(メカニズム)は、新型インフルエンザのワクチンに近い機能や効果を担っている事も知られております。
BCG-CWS がんワクチン療法
BCGは牛型結核菌の細胞膜骨格成分由来
BCGを接種すると、接種部位に典型的な炎症反応(発赤・硬結・潰瘍)を起こします。これが免疫反応であり、活性化されていく免疫力の目安となります。副作用は接種日当日あるいは翌日の微熱、肝機能異常が伴う事がありますが、一過性の反応となり、軽微なものとなります。
治療の流れ・回数
- 治療の場合
- 1〜2週間ごと
- 計4、5回接種
- 予防の場合
- 2〜4週間ごと
- 計4、5回接種
以降は効果とご体調を見ながら、
ご提案させて頂きます。
主任研究者 元大阪大学 第二内科 林昭医師ご挨拶
治療一覧
「BCG-CWS がんワクチン療法」の他にも以下の治療法を提供しています。

